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1-09.経営戦略手法

1-09. 経営戦略手法(H21春~H30秋 = 48問 1回試験辺り出題平均 = 2.4問)

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ITパスポート試験。この分類の範囲は広いのですが、おおよその出題として、まずは「PPM」。そして「SWOT」この2点は最低おさえておきたいところです。

 

PPM(Product Portfolio Management)(11問)

 

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説明:(H29春・問34)

PPMの目的として,適切なものはどれか。

⇒ 市場シェアと市場成長率の視点から判断して,最適な経営資源の配分を行う。

(H30秋・問26)

自社の製品群に対する資金投資の優先度を検討するために,将来性と競争力によって製品をグループ分する分析手法。

⇒ 自社製品のシェアと市場成長率に関するPPM分析

(H27秋・問22)

調査部門が市場の成長率と各製品のシェアを調査しているが、この調査情報を用いて資源配分の最適化を行うために,製品別の投資計画作成に活用する手法。

⇒ PPM

(H24春・問19)

経営戦略策定の過程で,今後力を入れるべき事業,撤退すべき事業の分析に用いる手法。

⇒ PPM

 

 

事例:(H28秋・問34)

PPMを用いて,自社の資金を生み出す事業と,投資が必要な事業を区分し,資源配分の最適化を図りたい。このとき "金のなる木"と名付けられた領域はどれか。

⇒ 市場成長率は低いが,自社のマーケットシェアは高い事業

(H26春・問9)

PPMの適用事例。

⇒ 個々の事業の戦略的な位置付けを明確にし,経営資源の最適配分を考える。

(H26秋・問19)

PPMで"問題児"と呼ばれる領域の特徴として,適切なものはどれか。

⇒ 市場は成長しているが占有率が低く,今後の収益の柱となる事業に育てるために積極的な投資を必要とする。

(H21春・問10)

PPM分析における四つの象限のうち,市場成長率は低いが市場占有率を高く保っている製品の位置付けはどれか。

⇒ 金のなる木

(H24秋・問11)

製品に関するPPMに関して,次の字句の適切な組合せはどれか。     少ない投資で収益を生み出す製品群。  ⇒ 金のなる木

将来の成長のためには一定以上の投資が必要となる製品群。 ⇒ 問題児

 

 軸の説明:(H29秋・問29)

複数の事業への経営資源の配分を最適化するために用いられるPPMの評価軸として,適切なもの。

⇒ 市場成長率と市場シェア

(H27春・問12)

プロダクトポートフォリオマネジメントにおいて,分析対象となる製品や事業を,金のなる木,花形,負け犬及び問題児に分類するとき,縦軸と横軸に使われる指標の組合せ。

⇒ 市場成長率、市場占有率

 

 

SWOT分析(7問)

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説明:(H25春・問24)SWOT分析の説明

⇒ 企業を取り巻く外的環境に潜む機会及び脅威,企業がもつ強み及び弱みを分析することによって,企業活動の今後の方向性を導き出すための手法である。

 

事例:(H30春・問17)

業界への新規参入を検討している企業がSWOT分析を行った結果のうち,機会に該当するもの。

⇒ 業界の規制緩和

(H25秋・問18)

SWOT分析で用いる四つの視点の一つである"脅威"になり得る事例。

⇒ 輸出企業D社:為替レートが円高基調で推移している。

(H23特・問7)

SWOT分析によって,内部環境と外部環境の分析を行った。内部環境の分析に該当するものとして,最も適切なものはどれか。

⇒ A社製品の限界利益率の把握

(H21秋・問16)

SWOT分析で把握できるもの。

⇒ 経営環境

(H21春・問26)

企業の経営戦略策定に使用されるSWOT分析において,外部環境分析の観点。

⇒ 機会・脅威

(H28春・問30)

自動車メーカA社では,近い将来の戦略を検討するため自社の強みと弱み,そして,外部環境の機会と脅威を整理した。この結果を基に,強みを活用して脅威を克服する対策案として,適切なものはどれか。

⇒ 電気自動車の研究開発を推し進め,商品化する。 

 

アライアンス(4問)

(H23特・問13)企業間での事業の連携,提携や協調行動を表すものはどれか。

⇒ アライアンス

(H29秋・問21)他社との組織的統合をすることなく,自社にない技術や自社の技術の弱い部分を他社の優れた技術で補完したい。このときに用いる戦略。

⇒ アライアンス

(H21秋・問5)複数の企業がアライアンスによって連携して活動する際に,軽減が期待できるリスク。

⇒ 事業投資リスク

(H24春・問17)企業戦略におけるアライアンスの効果。

⇒ 技術提携,生産や販売の委託,合弁会社の設立などによって,複数の企業が互いの独自性を維持しながら連携を強化することができる。

 

M&A(7問)

説明:(H22春・問1)

他者が開発した先進的な技術と,高い研究能力をもった人材を,自社固有の経営資源として取り込むことが可能な戦略。

⇒ M&A

(H25春・問6)M&Aの手段の一つであるMBOに該当するもの。

⇒ 経営陣による自社の買収

(H24秋・問18)事業の再編などに用いられるMBOの説明。

⇒ 経営者が,自社の株式の大半を買い取ることで経営権を取得する。

 

事例:(H28秋・問12)M&Aに関する記述として,適切なもの。

⇒ 自社に不足している機能を企業買収などによって他社から取り込み,事業展開を速めること

(H30秋・問11)

企業が,他の企業の経営資源を活用する手法として,企業買収や企業提携がある。企業買収と比較したときの企業提携の一般的なデメリットだけを全て挙げたもの。

⇒ 経営資源の活用に関する相手企業の意思決定への関与が限定的である

(H26秋・問4)

出資元と投資先企業との関係。

⇒ A社が,投資先であるB社に対して経営の支配力を高めるための行為として株式の追加取得がある。

(H29春・問8)

企業の事業展開における垂直統合の事例。

⇒ ある大手商社は海外から買い付けた商品の販売拡大を目的に,大手小売店を子会社とした。

 

 TOB(3問)

(H25秋・問26)TOBの説明として,適切なもの。

⇒ 買付の期間,株数,価格などを公表して,市場外で特定企業の株式を買い付けること

(H22春・問17)TOBの説明として,適切なもの。

⇒ 買付け価格と期間を公表し,不特定多数の株主から株式を買い集めること

(H26秋・問8) TOBの説明として,最も適切なもの。

⇒ 経営権の取得や資本参加を目的として,買い取りたい株数,価格,期限などを公告して不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集めること

 

ポジショニング戦略(2問)

(H24秋・問19)

企業を,市場における競争上の地位によって,リーダ,チャレンジャ,フォロワ,ニッチャに分類したとき,チャレンジャの戦略の特徴。

⇒ リーダ企業がまだ強化していない地域や分野を攻略するなどの施策を採る。リーダ企業と対決することもあるが,下位企業のシェアを奪うこともある。

 (H21春:問4)

ニッチ戦略

   説明:商品市場での過当な競争を避け,まだ顧客のニーズが満たされていない市場のすきまに焦点を合わせた事業展開で,競争優位を確保しようとする企業戦略。

 

コアコンピタンス(2問)

(H23秋・問22)

顧客に価値をもたらし,企業にとって競争優位の源泉となる,競合他社には模倣されにくいスキルや技術を指すものはどれか。

⇒ コアコンピタンス

 

(H21春・問19)

コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。

⇒ 他社にまねのできない独自のノウハウや技術などに経営資源を集中し,競争優位を確立する。

 

 その他

 (H30春・問23)

調達や生産,販売などの広い範囲を考慮に入れた上での物流の最適化を目指す考え方として,適切なものはどれか。

⇒ ロジスティクス

 

(H29秋・問25)

"継続的成長を達成するために,売上が低迷している事業領域Aから撤退し,その経営資源を事業領域Bを強化するために投入する。"この最も適切な用語はどれか。

⇒ 経営戦略

 

(H28春・問31)

事業コストを低減する方策として"範囲の経済"を追求する方法や"規模の経済"を追求する方法などがある。範囲の経済の追求に基づくコスト低減策として,適切なものはどれか。

⇒ 共通の基盤技術を利用して複数の事業を行う。

 

(H27秋・問14)

ブルーオーシャン戦略の説明として,適切なものはどれか。

⇒ 新しい価値を提供することによって,競争のない新たな市場を生み出す。

 

(H26秋・問22)

自社の業務処理の一部を外部の事業者に任せる経営手法はどれか。

⇒ BPO

 

(H22秋・問3)

アウトソーシング形態の一つであるオフショアアウトソーシングの事例として,適切なものはどれか。

⇒ サービスデスク機能を海外のサービス提供者に委託する。

 

(H22秋・問11)

本部が契約した加盟店に対して,営業権や商標の使用権,出店や運営のノウハウを提供し,その見返りとして加盟店からロイヤルティを徴収するという関係を有した小売り形態はどれか。

⇒ フランチャイズチェーン

 

(H21秋・問8)

ファブレスを説明したものはどれか。

⇒ 自社では工場を持たずに製品の企画を行い,他の企業に生産委託する企業形態

 

(H30秋・問29)

画期的なビジネスモデルの創出や技術革新などの意味で用いられることがある用語として,最も適切なものはどれか。

⇒ イノベーション

 

(H21秋・問4)

データマイニングとは,データベースに蓄積されている大量のデータに対し,統計やパターン認識などの手法を用いることによって,認識されていなかった規則性や関係性を導き出す技術である。データマイニングの応用分野として,最も適切なものはどれか。

⇒ 顧客に応じた商品の推薦