1-03. 会計・財務
1-03. 会計・財務
この分類から出題されるのは大きく2つです。「損益分岐点売上高」と「損益計算書」です。
計算問題からの出題で逃げたくなりますが、こちらは公式や流れを覚えたら流用できますし、そこまで難易度も高くないので、頑張りましょう。
その他は、「ROE」「キャッシュフロー計算書」「貸借対照表」等が出題されています。
損益分岐点売上高(15問(計算13問 説明2問))
損益分岐点=固定費÷(1-変動費率)
変動費率=変動費÷売上高
計算:
(H26秋・問1)損益分岐点売上高
(H30秋・問27)損益分岐点売上高
(H30春・問27)固定費計算
(H29秋・問9)変動費計算
(H29秋・問16)損益分岐点売上高
(H29春・問31)固定費計算
(H28秋・問9)固定費・変動費
(H25春・問9)損益分岐点による売上個数
(H24春・問1)損益計算
(H24春・問5)損益分岐点売上高
(H23秋・問6)変動費
(H21秋・問13)損益分岐点売上高
(H21春・問14)損益分岐点による売上個数
説明:
(H23特別・問21)製造・販売業A社の損益分岐点売上高を下げる施策。
⇒ 販売価格は一定のまま,製品の販売数量増大を図る。
(H22春・問6) 損益分岐点比率が低いほど,売上高に対する利益は多くなる。
損益計算書(12問(計算10問、説明2問))
この表は何が何でも覚えましょう!!
計算:
(H30春・問19)損益計算書
(H29秋・問20)損益計算書
(H28春・問12)損益計算書
(H28春・問20)損益計算書
(H26秋・問11)損益計算書
(H25秋・問6)損益計算書
(H25秋・問13)損益計算書
(H25春・問28)損益計算書
(H22秋・問19)損益計算書
(H22春・問5)損益計算書
説明:
(H23秋・問9)営業利益の算出に関係する費用・・・広告宣伝費。
(H21春・問16)一会計期間における経営成績を表示したもの
ROE(Return On Equity,自己資本利益率)(5問)
自己資本に対して,どれだけの利益を生み出したかを表す指標
(H25秋・問3)ROE
(H25春・問2)ROE
(H24春・問25)ROE
説明
(H29秋・問7)自己資本比率は,数値が大きいほど財務の安全性が高いと考えられる。
(H23特・問19)企業が投下した自己資本に対してどれだけの利益を上げたかを示す,企業の収益性指標
キャッシュフロー計算書(4問)
(H28秋・問11)キャッシュフローの減少要因となるものは売掛金の増加
(H23秋・問23)商品の販売による収入は,キャッシュフロー計算書の営業活動に記載される。
(H22秋・問21)財務諸表のうち,"営業活動", "投資活動", "財務活動"の三つの活動区分に分けて表す。
(H21秋・問10)キャッシュフローの増加要因となるものは短期や長期の借入金の増加
貸借対照表(2問)
(H29秋・問3)貸借対照表
(H22春・問10)貸借対照表
(H29春・問21)総資産営業利益率
有価証券報告書(H26秋・問18)
開示が義務付けられている情報 ⇒ キャッシュフロー計算書 / 損益計算書/貸借対照表
会計監査人(H25秋・問7)
企業が作成する計算書類などを監査する者
欠品率(H25秋・問14)
ビジネス戦略上の重要成功要因として"販売の機会損失の低減"が設定されたとき,この重要成功要因の達成度を評価するのに最も適切な指標。
担保の設定(H24秋・問7)
取引先に対する売掛金の貸し倒れに備えて,他者よりも優先的に,取引先の財産の一部を売掛金に充当できるようにする行為。
定額法(H24春・問20)
自社の通常の業務に利用するためにソフトウェアを購入し,資産計上したが、このソフトウェアの減価償却方法としては定額法が適切である。
株式公開(H24春・問28)
未上場の自社の株式を証券市場に流通させること
会計監査人(H23特・問16)
会社の規模によって,会社法で設置が義務付けられているもの。
原価計算の方法(H22秋・問26)
A社は製品Bの製造及び販売を行っている。このとき,製品Bの総原価は、製品Bの製造原価+製品Bの営業費で計算する。
管理会計の特徴(H21秋・問18)
企業会計を財務会計と管理会計に分類したとき,管理会計の特徴を表したものはどれか。
⇒ 部門,製品,地域別の予算統制,利益管理,業務評価など,経営判断のための内部報告書を作成する。
1-02. OR・IE
1-02. OR・IE
この分類で出題されるのはなんといっても「パレート図」です。レーダーチャートや散布図等のグラフと表の出題もありますが、やっぱりパレート図です。
計算問題からの出題もありますが、こちら計算過程が難しいです。満点志向で無い人は捨てましょう。ここをマスターする時間があるなら他に目を当てた方がよっぽど良いかなと思います。
グラフと表(パレート図(7問))
(H29秋・問8)不良品や故障,クレームなどの件数を原因別や状況別に分類し,それを大きい順に並べた棒グラフと,それらの累積和を折れ線グラフで表した図。
(H26春・問14)ABC分析で使用する図。
(H23特・問11)収入金額全体に占める割合が大きい部品を,重点的に在庫管理を行う対象として選択する図表。
(H23特・問18)A社の3年間の業績推移を示すグラフ。
(H23秋・問14) 分類項目別に分けたデータを件数の多い順に並べた棒グラフで示し,重ねて総件数に対する比率の累積和を折れ線グラフで示した図
(H22春・問23) 優先的に管理すべき対象を明確にするために,売上金額などの累積構成比を基に重要度のランク付けを行う手法
(H21秋・問2) 品質不良の要因ごとの構成比率
グラフと表(パレート図以外(6問))
(H28春・問32)ヒストグラム
品質管理において,測定値の存在する範囲を幾つかの区間に分け,各区間に入るデータの度数を棒グラフで表したもの。
(H26春・問4) 特性要因図
ソフトウェアの設計品質には設計者のスキルや設計方法,設計ツールなどが関係する。品質に影響を与える事項の関係を整理する場合に用いる,魚の骨の形に似た図形の名称。
(H25秋・問15) レーダーチャート
クラスの学生の8科目の成績をそれぞれ5段階で評価した。クラスの平均点と学生の成績の比較や,科目間の成績のバランスを評価するために用いるグラフとして,最も適切なものはどれか。
(H24秋・問8) 散布図
2種類のデータの関係性を表すことを目的として用いるものはどれか。
(H23特・問15)散布図
気温と売上高の関係が負の相関となっているものはどれか。
(H22春・問2)棒グラフ
ブレーンストーミング(3問)
(H30春:問20)他のメンバの案に便乗した改善案が出ても,とがめずに進める。。
(H22春:問3) 突飛なアイディアを含め,自由奔放な発言を歓迎する。
(H28秋:問15)複数人が集まり,お互いの意見を批判せず,質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって,アイディアを創出していく技法。
POS(H28秋・問18)
店舗ごとの品ぞろえの改善と発注や在庫管理業務の効率化するシステム
シミュレーション(H27春・問27)
商品ごとの過去10年間の年間販売実績額と今後の商圏人口変化の予測パターンから,向こう3年間の販売予測額を求める。
データマイニング(H23特・問9)
ある商品と一緒に買われることの多い商品を調べた。
計算問題(16問)
(H29秋・問1)1日の最大生産額
(H28秋・問28)最小となる総輸送費は何万円か
(H28春・問22)総費用の大小関係を表したもの
(H28春・問33)最短の時間
(H25秋・問12)得られる最大の利益
(H24秋・問25)長期債権額の比率
(H24秋・問29)移動平均法
(H23秋・問26)在庫管理
(H23特・問3)評価指標
(H23特・問10)引当可能在庫数
(H23特・問26) 最大の売上期待値
(H22春・問11) 予想利益の期待値
(H21秋・問7) 発注量
(H21春・問7) 期待値
(H21春・問23)生産計画の策定
(H28秋・問17) 在庫回転率
1-01. 経営・組織論
1-01. 経営・組織論
H21春~H30秋 = 出題42問 1試験辺り出題平均 = 2.1問
内容は簡単で覚えやすく、出題頻度高い分野です。
この分類で出題されるのはなんといっても「組織図」です。2回に1回は出題されています。職能別と事業部制がこんがらがりますので、知識の整理をしておきましょう。その他、教育訓練のOJTシリーズ、責任者のCEOシリーズ、社会的責任のCSRシリーズは要出題ポイントです。
組織図(8問)
職能別組織 組織図(H28秋:問25)
説明:
(H27春:問26)業務を専門的な機能に分け,各機能を単位として構成する組織
(H24春:問18)規模が小さい企業,単一事業の企業,市場の変化が少なく安定した顧客を持つ企業などに最適な組織構造はどれか。
事業部制組織 組織図(H24秋:問21)
説明:(H25春:問22)利益責任と業務遂行に必要な職能を,製品別,顧客別又は地域別にもつことによって,自己完結的な経営活動が展開できる組織である。
(H21春:問29)製品や市場ごとに社内組織を分割し,利益責任単位として権限と目標が与えられる。
ネットワーク組織(H28春:問34)
組織の構成員が,お互い対等な関係にあり,自律性を有している。
企業,部門の壁を乗り越えて編成されることもある。
マトリックス組織(H21秋:問9)
2人又はそれ以上の上司から指揮命令を受けるが,プロジェクトの目的管理と職能部門の職能的責任との調和を図る組織構造はどれか。
OJT/OFF-JT(5問)
OJT
説明:
(H27春:問3)現在担当している業務の実践を通じて,業務の遂行に必要な技術や知識を習得させる教育訓練の手法。
事例:
(H28春:問24)部下の設計能力の向上のために,新規開発のプロジェクトに参加させた。
(H26春:問25)部下の企画立案能力向上のために,チームの販売計画の立案を命じた。
(H23秋:問1) 参画しているプロジェクトにおいて,モデル化のスキルを習得するため,一部の業務プロセスのモデル化を担当した。
OFF-JT
説明:
(H24秋:問6)仕事を離れて実施される教育訓練を通じて,知識や技術を習得させる。
CEO/CIO/CFO(4問)
CIO:
(H26春:問8)経営幹部の役職のうち,情報システムを統括する最高責任者。
(H24秋:問3)企業の情報システム全体の最適化計画に関する承認責任者。
(H22秋:問17)情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任を持つ役職。
CFO:
(H29秋:問23)責任をもつ対象は財務分野。
CSR(企業の社会的責任)(4問)
説明:
(H27秋:問21)
利益の追求だけでなく,社会に対する貢献や地球環境の保護などの社会課題を認識して取り組むという企業活動の基本となる考え方はどれか。
(H22秋:問22)
企業活動において経済的成長だけでなく,環境や社会からの要請に対し,責任を果たすことが,企業価値の向上につながるという考え方
事例:
(H30秋:問8)
小売業A社は,自社の流通センタ近隣の小学校において,食料品の一般的な流通プロセスを分かりやすく説明する活動を行っている。
(H21秋:問3)
原材料の使用量を減らすとともに,消費電力を少なくした製品を提供する。
株主総会/監査(4問)
株主総会 説明(H21春:問13)株式会社の最高意思決定機関はどれか。
事例
(H25春:問26)株主総会の決議を必要とする事項
監査役を選任する。/ 企業合併を決定する。/取締役を選任する。
監査役 説明(H26秋:問26)取締役の職務執行を監査すること
事例
(H23秋:問16)監査役を選任する者又は機関は株主総会
経営理念(3問)
説明:
(H25秋:問11)企業の使命や存在意義を表したもの。
(H22春:問16)企業の経営に関する信念や価値観を社員や顧客,社会に対して示すもの。
(H21春:問22)企業が活動する際に指針となる基本的な考え方であり,企業の存在意義や価値観などを示したもの
BCP(3問)
説明:(H28秋:問7)経営資源が縮減された状況における重要事業の継続
事例:
(H23特:問24)大規模な災害などによって,企業活動を支える重要な情報システムに障害が発生したような場合でも,企業活動の継続を可能にするために,あらかじめ策定する計画はどれか。
(H27秋:問7)異なる地域の工場が相互の生産ラインをバックアップするプロセスを準備する。
グリーンIT(2問)
説明
(H22秋:問5)PCやサーバ,ネットワークなどの情報通信機器の省エネや資源の有効利用だけでなく,それらの機器を利用することによって社会の省エネを推進し,環境を保護していくという考え方はどれか。
事例
(H26秋:問20)資料の紙への印刷は制限して,PCのディスプレイによる閲覧に留めることを原則とする。
リスク(2問)
リスクアセスメント(H30秋:問21)
事例:X社では,現在開発中である新商品Yの発売が遅れる可能性と,遅れた場合における今後の業績に与える影響の大きさについて,特定と分析、評価を行った。
リスク対応(回避、移転、低減、保有)(H22秋:問30)
災害による事業中断へのリスク対策として,データセンタを関東と関西の2か所に設置することにした。このリスク対策は,リスク低減になる。
ダイバーシティ(2問)
説明:
(H30春:問7)性別,年齢,国籍,経験などが個人ごとに異なるような多様性を示す言葉
(H29春:問25)企業が,異質,多様な人材の能力,経験,価値観を受け入れることによって,組織全体の活性化,価値創造力の向上を図るマネジメント手法はどれか。
PDCA(H23特:問8)
自社の経営計画の実行状況を確認するのは「C」
ディスクロージャ(H22春:問19)
企業の経営状況を外部に公開することを何というか。
コンプライアンス(H29春:問26)
法令遵守を目指した企業倫理に基づく行動規範や行動マニュアルを制定し,社員に浸透させるための倫理教育を実施する。
職務分掌(H28春:問26)
各部門の職務の内容と責任及び権限を定めたもの
BCM(H27秋:問7)
準備したプロセスへの切換えがスムーズに行えるように,定期的にプロセスの試験運用と見直しを行う。
ITパスポート試験 ― シラバス ―
ITパスポート試験のシラバスは、「試験における知識・技能の細目」とされ、試験の合格者の人材像に照らし、必要となる知識・技能の幅と深さを体系的に整理、明確化した資料のようです。
細かくは、こちらにアップされていますが、ここにあるキーワードから原則出題されますので、これに沿って勉強するのがスタンダードかなと考えます。
難しそうな単語が並びますが、問題はパターン化されていますのでテクニックをマスターすればチョロいです。
分野 |
大分類 |
中分類 |
小分類 |
ストラテジ系 |
1: 企業と法務 |
01: 企業活動 |
01. 経営・組織論 |
02. OR・IE |
|||
03. 会計・財務 |
|||
02: 法務 |
04. 知的財産権 |
||
05. セキュリティ関連法規 |
|||
06. 労働関連・取引関連法規 |
|||
07. その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 |
|||
08. 標準化関連 |
|||
2: 経営戦略 |
03:経営戦略マネジメント |
09. 経営戦略手法 |
|
10. マーケティング |
|||
11. ビジネス戦略と目標・評価 |
|||
12. 経営管理システム |
|||
04: 技術戦略マネジメント |
13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画 |
||
05:ビジネスインダストリ |
14. ビジネスシステム |
||
15. エンジニアリングシステム |
|||
16. e-ビジネス |
|||
17. 民生機器・産業機器 |
|||
3: システム戦略 |
06:システム戦略 |
18. 情報システム戦略 |
|
19. 業務プロセス |
|||
20. ソリューションビジネス |
|||
21. システム活用促進・評価 |
|||
07:システム企画 |
22. システム化計画 |
||
23. 要件定義 |
|||
24. 調達計画・実施 |
|||
マネジメント系 |
4: 開発技術 |
08:システム開発技術 |
25. システム開発技術 |
09: ソフトウェア開発管理技術 |
26. 開発プロセス・手法 |
||
5: プロジェクトマネジメント |
10: プロジェクトマネジメント |
27. プロジェクトマネジメント |
|
6: サービスマネジメント |
11:サービスマネジメント |
28. サービスマネジメント |
|
29. サービスサポート |
|||
30. ファシリティマネジメント |
|||
12: システム監査 |
31. システム監査 |
||
32. 内部統制 |
|||
テクノロジ系 |
7: 基礎理論 |
13: 基礎理論 |
33. 離散数学 |
34. 応用数学 |
|||
35. 情報に関する理論 |
|||
14:アルゴリズムとプログラミング |
36. データ構造 |
||
37. アルゴリズム |
|||
38. プログラミング・プログラム言語 |
|||
39. その他の言語 |
|||
8: コンピュータシステム |
15: コンピュータ構成要素 |
40. プロセッサ |
|
41. メモリ |
|||
42. 入出力デバイス |
|||
16: システム構成要素 |
43. システムの構成 |
||
44. システムの評価指標 |
|||
17: ソフトウェア |
45. オペレーティングシステム |
||
46. ファイルシステム |
|||
47. 開発ツール |
|||
48. オープンソースソフトウェア |
|||
18: ハードウェア |
49. ハードウェア(コンピュータ・入出力装置) |
||
9: 技術要素 |
19: ヒューマンインタフェース |
50. ヒューマンインタフェース技術 |
|
51. インタフェース設計 |
|||
20: マルチメディア |
52. マルチメディア技術 |
||
53. マルチメディア応用 |
|||
21:データベース |
54. データベース方式 |
||
55. データベース設計 |
|||
56. データ操作 |
|||
57. トランザクション処理 |
|||
22: ネットワーク |
58. ネットワーク方式 |
||
59. 通信プロトコル |
|||
60. ネットワーク応用 |
|||
23: セキュリティ |
61. 情報セキュリティ |
||
62. 情報セキュリティ管理 |
|||
63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 |
ITパスポート試験 -最短合格勉強法-
・ITパスポート試験とは
・試験のこと
・試験の難易度
・合格後のメリット
・オススメ勉強法
・まとめ
・ITパスポート試験とは
略称は「iパス」とされ、
IT化された社会で働くすべての社会人と、これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
って、堅苦しい事は公式ページで確認してもらうとして、ここではホンネでざっくばらんに書いていきます。
WordやExcelといった固有のソフトの技術は身に付きません。ITの知識・技術や経営用語等を幅広く理解する試験で、社会人としての基礎知識が身に付きます。学生でも取れます。
J検やP検といった民間主催のIT系資格もありますが、Iパスは「国家試験」です。
年間9万人以上が受験しており、知名度はボチボチかなと。
・試験のこと
実施日程・・・随時事前申込み
申込方法・・・Web
受験料 ・・・5,700円(税込)
受験資格・・・無(誰でもOK)
試験会場・・・全国各地指定場所
試験方法・・・CBT方式(パソコンをポチポチして解く方式)
※試験終了ボタンをポチっと押した瞬間。合否がわかるという恐ろしい試験です。
出題範囲・・・ストラテジ、マネジメント、テクノロジ(詳しくは別ページで(本ブログのメインディッシュ))
問題数・・・・100問 (4択なので、わからなくともエイヤー!と勘で答えられます。空欄はモッタイナイ!)
試験時間・・・120分 (多くの受験者は時間が余ります)
合否基準・・・1,000点満点(なぜ100点満点でないのか謎)600点以上が合格。
※●●分野が最低何点以上とかありますが、ある分野だけ極端に悪くなる人はほとんどいません。
細かいことは気にしなくて全然OK。
・試験の難易度
国家試験(情報処理技術者試験)の中でも「最も簡単な」試験(レベル1)に分類されています。
合格率は50%前後です。半分の人が不合格になっていますので、対策無しで合格は難しいです。
ただ、経済産業大臣のサイン入り(国家試験)の合格証書を半分の人がもらえるのは、超オススメ資格かなと。
国家試験は難しいと思われている。だからこそ価値があります。
そしてこの試験。テクニックさえ身に付けられれば、チョロいんです。
・合格後のメリット
【スキル】
世の中IT使えてナンボのもんです!“IT力”が身につきます。
と言いたい所ですが、満点合格してもレベル1相当の試験ではそこまで“IT力”が身につかないかなと…。
【高校生の方】
高校生でIパスに合格できるって快挙なことです。
だから国公立含めて入試を優遇する大学もあります。
センター試験で勝負するのも良いでしょうが、IT力で勝負もアリです。
また履歴書にももちろんかけるので、就職にも有利になります。
【大学生の方】
情報系科目は学部・学科問わず教養科目でもありますよね。
授業カリキュラム策定にIパスを採用している大学もあります。
また、単位認定している大学も多数あります。
講義に出なくて単位が取れるって夢のようです。
【社会人の方】
従業員に受験を推奨している企業もあり、面倒臭くても会社指示で、どの道取得する必要があったりしますね。
また転職希望者、「一応、国家試験持ってますがなにか?」という程度でアピールできます。
・オススメ勉強法
IT素人の受験者は、覚える用語がかなり多いですので、時間がかかります。
すべてを理解しようとせず、全体的なイメージをつかむこと。過去問はWebサイトが充実しているので、市販問題集は買わなくてOKです。
※あっ。市販の参考書は一冊欲しいですよ。
一言でいえば「過去問をひたすら解く」です。
少し詳しくいうならば、
1.自分に合う参考書を一冊買う。
(ネットでも十分情報は得られますが、個人的にはメモした箇所が残る本が一冊欲しい所です)
オススメ参考書
ITパスポート最速合格術改訂4版 1000点満点を獲得した勉強法の秘密 [ 西俊明 ] 価格:1,598円 |
2.一通り、過去問を解いてみる。
(IT素人や高校生は、おそらく1割~2割程しか理解して得点できないと思います)
※IPAで過去問が公開されていますし、Webサイト
IPA:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
過去問道場:https://www.itpassportsiken.com/ipkakomon.php
3.過去問を繰り返し解く。
問題パターンを覚えていけば、ある程度得点が取れるはずです。
人によっては合格ラインに届く人もいるはずです。
4.本ブログの出題傾向でヤマをはる。
※今後のページに期待して下さい。
5.とはいえ、こちらの通信教育が合格まで最短だったということは言えはしない・・・。
こちらもオススメです。
・まとめ
*ITパスポート試験は国家試験
*受験者の50%が経済産業大臣サイン入り合格証書を手に入れられる
*ITスキルが自慢できる程は身につかないが、履歴書に国家試験取得をかけたりしてハッタリが利く。
また、高校生は受験に有利だし、大学生は授業をサボれる。
*合格のためには、過去問で実力をチェックしつつ、参考書でニガテを攻略し、本ブログでヤマをはって受験に臨む。